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フリーランスのブロガーという誘惑

未来ある若者に向けて書きますね。フリーランスのブロガーなんて生きていけないからやめた方がいいです。



好きな時間に仕事して、通勤電車に乗らなくていいなら僕だってやりますよ。でもブロガーだと知識やスキルが身に付かないんですよねぇ。はてなブログ、ワードプレスのカスタマイズができても、これから先の時代に生きていける気がしないです。

自由に働けるというのは甘い言葉なので、誰もが憧れます。でもその状態がいつまで続くのかはわかりません。フリーランスブロガーの誘惑は危ないということを書きますね。


近ごろ話題のフリーランスのブロガーの特徴

キャラ設定ありきの所が特徴です。専門知識やスキルを身に付けているわけではないので、読んでも得られるものがありません。うちのブログも得られるものがないですが、それは言わないお約束。

顔写真やプライベートを公開することで身近に感じられる印象付けをしてアクセスを集める感じですね。まさに会いに行けるブロガー。ぶっちゃけ記事がいいとかではなくて、あの人最近元気かな?って感じでブログを再訪する事のほうが多いです。

中身がスカスカなので、それを補うために自身を有名人化するのが最近のやり方です。プチ芸能人といえばいいんでしょうか。ちょっとした有名人のような扱いを受けている気がします。


これの何が問題なのか

飽きられたら終わりです。どんなものにもブームがあって、とくにそれが個人に向けられたものであればなおさらです。ブロガーをやっていて築ける人脈はたかが知れていますよね。サロン運営とか、ずっと続けてくれる人がいるんでしょうか?

ブロガー同士でお互いを特別っぽく見せ合うやり方がいつまで続くのか考えてみると答えがわかりますよ。3年持てばいい方ではないでしょうか。ネット界隈の変化は本当に早くて、1年経てば新規のプレイヤーが参入してきて、古い人は注目されなくなります。

ブロガー歴何年かというのがその人のスキルセットを表すわけではないことに注目してください。ブロガー歴が長いからって何か特殊技能があるわけじゃないんですよ。会社員をやりながら、のんびりと空き時間にブログを書いて趣味として続けるのがいいんじゃないでしょうか。

ブロガーではなくて、アフィリエイターに転身する道もありますが、どっちみちライバルが多すぎて差別化が大変そう。


ブロガー → プライベートの切り売り、自身のコンテンツ化
アフィリエイター → 検索結果、広告主のご機嫌次第で崩壊


コンテンツ作りってやってみたらわかるのですが、個人でできることには限界があります。お金を得ながらコンテンツを作るのって大変なんですよ。それに時代が変われば、コンテンツに求められるものも変わってきます。フリーランスブロガーがどこまで戦えるかはわかりません。

生き残る道はプレイヤーではなく、プラットフォーマーになることです。まぁ、それもすぐにライバルが出てくるのですけどねぇ。


やっぱりスキルが大事

ブログを書いていて身につくスキルなんてたかが知れています。ライティングのスキルだって、ちゃんとした紙媒体で文章を書かなければ絶対に身に付きません。

Googleの検索結果に収入を任せるなんて怖すぎる。最近はアフィリエイトのことも調べているのですが、のんびりやっている人なんていません。


多くの場合、アフィリエイトサイトのアクセス源は検索エンジンです。今であればGoogleからペナルティを受けることで、一気にアクセス数がゼロに近い数字になる可能性があります。全てのサイトが一斉にペナルティを受ける可能性もゼロではありません。

継続して作業しなければアフィリエイトで稼ぐことはできない


常にサイトを作り続けて、検索流入の動向を意識しながらコンテンツのアップデートを続けるなんて難しいですよ。ライティングの価値は陳腐化し始めています。


WELQでクラウドソーシングを通じて記事を発注していたライターは、ライターの中でも「100円ライター」「1文字1円ライター」などと揶揄されることがある。心あるライターや編集者は、「WELQのようなサイトで記事を何本書いてもライターとしての経験値にはならない」と苦言する。自ら取材しない、文責を持たない。そんな記事をいくら書いたって無駄だと。

WELQ元ライターが告発した1文字1円以下の実態


ウェルクで問題視された低価格のライター事情を見たらわかります。ネットで公開するような文書を書けるだけのスキルでは長く続きません。ましてやそれで生活をするなんて無理な話ですよ。独身ならそれでもいいかもですが。


ブロガー収入はザブにするべき

希少価値のあるスキルを身に付けて、副業としてネットから収入を得るのがおすすめです。僕ならプログラミングをおすすめしますね。

関連記事【プログラマーになるために独学でやったこと

実際に僕はそれで転職がしやすくなりました。もともとはプログラミングとは縁のない、全然関係のない業界で働いていましたが、危機感を感じて独学でプログラミングを始めました。むしろ時代の流れを感じたいなら会社員として暮らすべきなんですよねぇ。

関連記事【webデザイナーには将来がない。そうだ転職しよう!

身を置いている業界にもよりますが、常に何かしらの情報が自分から動かなくても入ってきます。業界向けの情報媒体や社内の企画会議や取引先の現状とか、職種によらず何かしらの情報が常に入ってきます。

会社員なら自分から動かなくても時代の方向がどこに向かっているかを知ることができるんです。このメリットのすごさをフリーランスは失っているんですよ。たぶんフリーランスだと定期収入がないから、やってくる仕事をこなすことに専念しすぎて、次にどうなるかを考える余裕はないんじゃないでしょうか。

というわけで、フットワークの軽さと引き換えにに失うものが多すぎるので、フリーランスブロガーはおすすめしません。このブログでは引き続き会社員ブロガーを応援します(宣伝)。