広報って読みます?

年末なので実家に帰って来ました。楽しみにしているのもののひとつに七尾市の広報があります。これ、マジで面白いですよ!

市が配布している広報って平凡でつまらないものが多いじゃないですか。市からのお知らせが内容ごとに羅列してあるだけ、みたいなやつとかありますよね。

見方によっては特性がないんですよ。自治体によってはどうやって市民に読んでもらえる広報を作るかが課題になっているところもあると思います。


七尾市の広報は面白いです

七尾市の広報はこのへんが毎号、徹底して作り込まれています。たぶん初めて見た人はこれが市の広報だとは認識出来ないんじゃないでしょうか。

いつもテーマが決まってて、読み物として楽しめる作りになっています。

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これが最新号です。まぁ表紙はありがちです。ところが中身を見てびっくり。今回の特集記事は「どうする、その空き家(空き家、移住、まちづくり)」です。

時代に沿った内容で見せ方がまるで雑誌のようです。

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見開きでこれです。地方移住や話題の2拠点生活に興味がある人にはたまらない内容です。攻めてますよねぇ。全4ページに渡って空き家と移住支援についての特集。

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移住先で住むところが見つからないというのはよく聞く話です。田舎は賃貸が少ないですからね。持ち家が多いです。住みたくても住む場所がなければ住めませんよね。

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どう見ても雑誌のレイアウト。ここまで読みやすく編集してる広報は見たことがありません。しかも内容が最近のトレンドなので若い人も楽しめます。

関連記事【七尾市に移住する前に知っておくといいこと

実際に移住した方へのインタビュー記事も手慣れたもの。ニューヨークから移住って話題性抜群じゃないですか。


どうやって作っているの?

これだけのクオリティの広報なので業者に取材や企画を依頼しているのかと思いきや、実は市役所職員が数人でやっているそうです。

これが自治体の広報誌!?総務大臣賞受賞、石川県七尾市の「七尾ごころ」がすごい(さかもとみき)

写真やライティングも職員の仕事。どこの編集プロダクションですか。。プロ過ぎる!七尾市にゆかりのある俳優の仲代達矢さんに迫った3号連続の特集では、なんと1年以上も取材をしたらしいです。

広報制作に費やされる努力と時間は他の自治体とは比べ物になりません。てか、そもそもそんな広報ないですよ!


実は誰でも読めます

圧倒的なクオリティの広報紙「七尾ごころ」市のホームページから無料で閲覧することができます。

これ、まちづくりやマスコミに興味のある若い学生さんは読んでおくべきなんじゃないかなぁ。バックナンバーも閲覧できるので、過去の特集を読んでみるのも面白いですよ!