image


すぐそばにある虐待

子供が生まれてから、やたら虐待のニュースに目が行くようになりました。娘と同じくらいの年齢の子供が亡くなると暗い気持ちになります。

毎日ニュースを見ていたら月に何度かは虐待死の話題がでますね。そんな虐待を正面から取り上げたマンガです。

関連記事【愛を乞うひとの感想とあらすじ

内容は深刻

これねぇ、けっこう有名な作品らしいのですが僕は知りませんでした。妻が教えてくれたんですよ。


暴力、放置、性的虐待など、子供虐待の恐るべき現実を描き、女性漫画誌『YOU』連載時から大きな社会的反響を巻き起こしたドキュメンタリー・コミックの決定版!

凍りついた瞳


児童虐待を扱う児童相談所の職員や虐待で傷ついた子供を治療する小児科医の苦悩が描かれます。描写が生々しくて直視できない場面が多数あります。

人によっては辛すぎて最後まで読めないと思います。今年読んだマンガの中で一番キツいです。


ドキュメンタリーコミックというジャンル

読者の体験を元に作品が作られているらしく、全部が実話なのかと思うと自分の生きる世界とは何なんだろうと考えてしまいます。

救いようのない展開が多いです。子供を愛したいけれど愛し方がわからない親や最初から子供の存在を軽々しく扱う親まで様々な親が登場します。

理由がどうあれ、子供がかわいそうなんですよね。親と子供が心を通わせる場面がありつつも、その関係があっけなく崩れ去る瞬間の描写がやるせない。


世界の衝突

大人の世界と子供の世界があって、その境界で弱い子供が犠牲になるという気がします。大人の常識と子供の常識が相容れないから大人は子供を自分の常識に無理に当てはめようとするんですよ。

その先で子供が犠牲になっています。先日も娘が寝ない話を書きました。

関連記事【子供が寝ない理由を子供に聞いてみたよ

子供に言うことを聞かせることが、そもそもよくないのかもと。この作品を読むと子供の世界に大人が合わせるべきなのかなぁと思います。大人の都合では駄目だということです。

凍りついた瞳 (YOU漫画文庫)
ささや ななえ
集英社
1996-12-18







小さな子供がいる方はぜひ読んでみてくだい。