みんな大好き!村上春樹です。

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はい、読みました。村上春樹は好きじゃないのですが妻が好きで家に文庫が何冊かあります。なので自然と読んでしまうのですが、やっぱりすごく面白い!というわけではありませんでした。でも他の作品よりは面白かったです。僕の中では二番目に好きな作品です。一番はノルウェーの森。


作品は40章からなり、「ハードボイルド・ワンダーランド」の章と「世界の終り」の章が交互に進行し、それぞれ世界を異にする一人称視点(「私」と「僕」)で描かれる(『海辺のカフカ』の同時間軸とは異なり、厳密な意味でパラレルに進行する訳ではない)。


映像が頭に浮かぶのですんなり物語に入り込めました。でもなんかしっくりこないんです。というのも以前書いたように、文章や世界観の中にどうしてもアメリカぽさを感じてしまい、それが彼の描く日本の描写とうまく融合してないからです。この作品は二つの物語が交互に展開していきます。そのひとつ、ハードボイルドワンダーランドは完全に東京を舞台にした話です。なので日本を描いた文章のはずなのでが、なんか浮いてるんです。

わかりやすくいうと外国人が日本を舞台にした映画を作ったみたいな感じです。繁華街には変な漢字を使った看板がいっぱい出てきて、突然ヤクザとサムライが殺し合うみたいな。で、負けた方が寿司職人に弟子入りして寿司の道を極めるというストーリー。もう、よくわかりませんね。

そういうのは外国人の日本に対するイメージであって、それを実写でやるとコントにしかなりません。日本人ならわかる明らかな違和感。日本好きの映画監督がやってるようなことを村上春樹の作品から感じるんです。ノルウェーの森がギリギリ我慢できます。

それが好きな人もいると思いますけど僕はダメです。ちょうど彼のインタビュー集を読んでいたら、外国人には村上作品は西洋と東洋の橋渡し的作品として受け取られていることがわかりました。それについて村上春樹は特にそんなことを意識して書いてない、みたいな回答でした。僕としてもどっちでもいいんですが、彼以外にそれができる日本人はいないし、だからこそ国内外関係なくウケるのだと思います。

そういえば作品の感想を全然書いてないことに気付いてやれやれです。