先月オープンした花嫁のれん館に行ってきました。中はきれいで新しい匂いがしました。昼ドラにもなっていたので花嫁のれんの知名度はそこそこあるようですが、知らない方のために説明すると花嫁のれんというのは昔から行われてる伝統的な婚礼儀式のひとつ、及びそれに用いるのれんのことです。


花嫁のれんとは、幕末から明治時代から伝わる、加賀藩の能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習の一つで、嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ、花嫁がくぐるのれんです。

花嫁のれん館


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こんな感じでのれんの実物が展示されています。青が鮮やかです。色合いが絶妙なんですよね。

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着物も展示されていました。全部刺繍です。めでたい動物として鳳凰が描かれています。

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近くで見ると丁寧に縫い込まれているのがわかります。本当に輝いていてしばらくじっと見ていました。

受付で頼めば担当の人が解説してくれるので面白かったですよ。花嫁のれんがどのように使われているかや儀式の流れがわかります。

テキスタイルとか染色に興味がある人にはオススメのスポットです。自由に写真を撮れるので作品作りの参考にいいと思います。