いつの間にか知名度が高くなったwebデザイナーというお仕事。フリーランスブームと相まって、webデザイナーになりたい人も増えている気がします。

僕はホームページビルダーレベルの知識から独学して、未経験からwebデザイナーになりました。京都にある印刷会社のweb制作部門で5年ほど働いていましたが、思うことがあって転職しました。

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なんで辞めたの?

入った頃はよかったんですが、次第に無料のテンプレートやサイト作成ツールが増えてきました。ワードプレスとかムーバブルタイプとか。最近だとjimdoとか。まぁ色々ありますよね!ブログもそうですが、よさそうなテンプレートを使えばwebデザイナーはいらないんです。

googleの検索結果もこんな感じです。。

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今もwebデザインの仕事をしてる人は、その便利さと戦ってることでしょう。言ってしまえば専門知識がなくてもサイトを作れる時代になってしまったわけです。htmlとかcssとかjsがわからなくても、とりあえずテンプレートでなんとかなります。

もともと大手のクライアントや代理店と付き合いがあれば別ですが、うちのような零細制作会社にはその変化は脅威でした。

だってお客さんである中小の企業はそこまでの予算がないんです。ドメイン、サーバ代、制作費がかかるうえに、さらにデザイン料まで払えないんです。

見た目はそこそこなら問題ないから安くして!って感じ。どこにデザイン料を出す余裕があるんですか?みたいな。


仕事にも賞味期限があるんです

そんな時代にwebデザイナーがいつまで必要とされるのか。それを考えて見切りをつけました。2008年のことです。

今ではその流れが加速していてデザイナーでもJSができないと何もできない世の中になってますよね。デザインだけではやっていけません。

そんなわけでプログラマになろうと思いました。社内にはプログラマーがいませんでしたが思いきって飛び込んだのです!

もちろん教えてくれる人はいませんし、仕事を辞めて専門学校に入学するお金もありません。だって、大学を卒業した翌年くらいに専門学校に入り直すとか金銭的に厳しい。。

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↑こちらは「2017の中学生が将来なりたい職業」です。僕がプログラマーになろうと決めたのは2008年なので、方向は間違ってなかったと思います。


案の定暇になってきた

印刷会社だったので、紙の仕事はどんどん入ってくるのですがwebの仕事は全然ありません。仕事がなさすぎて、webデザイナーの僕は社長から社内報の制作を言い渡され、一年ほど社内報を作っていました。

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焼きそばを焼かされた、とかと同じレベルです。

そんな状況だったので危機感が大きくなります。空き時間がありまくりなので、会社でプログラミングをしてました。webデザイナーが社内報を作るほどに仕事が暇なので、上司はなにもいいません。プログラムが書ければ仕事の幅が広がるので勉強します、と一言伝えて初心者向けのサイトを見ながらコードを書いていました。

やっておいて損はないですからね。社内にプログラマはいなかったし、できる人間が増えた方がいいので上司は何も言いませんでした。 文字通り「給料を貰いながら勉強」をしていたのです。


やっぱり正解でした!

そのかいあってプログラムが必要な仕事を当時の会社でもできるようになりました。スキルが身につき、クライアントに提案できる商材の幅も広がりました。まさに一石二鳥です!

次第にプログラミングだけをやりたくなり、今の会社では物足りなくなってきました。ちょうどガラケーのゲームが流行り始めた頃です。グリーがCMをやりまくってた時代ですね。怪盗ロワイヤル!



こうしてデザイナーからプログラマに転身したのです。

プログラマーになるために独学でやったこと