アメコミの世界へ飛び立とう!

アメコミブーム、また来ませんかねぇ。90年代のアメコミブームを知ってる方なら同意してくれるはずです。

アメコミって何?はい、アメリカの漫画です。


通常の場合、アメリカン・コミックは連続した物語の形式で綴られ、薄い月刊誌に連載される。「コミック(滑稽)」という英語での呼び名に反し、扱われる主題は必ずしもユーモラスな物であるとは限らない。実際は、ドラマティックでシリアスな作品がアメリカン・コミックの多くを占めている。ジャズやその他の文化と同様に、アメリカン・コミックは数少ないアメリカ発祥の芸術形式の一つである。

アメリカン・コミックス


今はアメコミ原作のヒーロー映画が多いですね。でも映画だけじゃなくて原作も読みましょう!いいですよ。


アメコミといえばスポーン

僕が好きなアメコミはスポーンです。

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うひょー!痺れるぅ!!
男ならスポーンでしょう。漂う世紀末感と血なまぐさい戦い。それと絵画のような美しさ。どれをとってもスポーンは素晴らしいです。

バットマン好きはたまに見かけますがスポーン好きはいまだかつて会ったことがありません。でも面白いんですよ!


スポーンてなに?

アメコミなので当然ダークヒーローなんですが、スポーンのいい所は男の悲哀、弱い者への眼差しが描かれるところですね。

あらすじはこんな感じ。


優秀なCIA工作員であったアル・シモンズは、魔界第8階層の支配者マレボルギアの目に止まり、暗殺された。魔界に送り込まれたアルは最愛の妻ワンダと再会するためにマレボルギアと契約を交わし、魔界の軍団構成員”ヘルスポーン”となった。80億ものスポーンの軍勢を率いる将官候補として特別にスカウトされたアルは、マレボルギアの策略で「5年後の」地球に跳ばされた。そこでアルは、妻がかつての親友と再婚しており、子供までいることを知り、絶望する。

スポーン


設定が中二病っぽいんですが、読んでみるととってもハードな大人の読物です。

この作品の特徴はスポーンことアルシモンズが黒人だということ。日本人は黒人が主人公のアメコミに馴染みがないでしょう。実際に僕が知るかぎり他にはありません。

作者は白人ですので不思議ですよねぇ。リベラルな人なんでしょうか。確かにスポーンは虐げられた人びとの物語ではありますが。


スポーンの見所

あらすじにあるように、地球に戻ったシモンズは行き場がないため、ホームレスと共に暮らし始めます。そこで彼は自分の境遇とホームレスを重ね合わせ、彼らと共に生きることを誓います。襲い来る敵との戦いを通して、彼は生きる意味と妻への愛を再認識します。

アメコミといえばコスチュームですよ!スポーンが身に纏う赤いマント。これがまじでかっこいい!闇夜に揺れるマントと月明かりのマッチングが最高です。


スポーンならやっぱり原作コミックを読もう!

これ、アニメと実写映画も出てるんですが、どっちもあんまり面白くなかったですねぇ。僕は原作をおすすめします!



主人公は炎で焼かれ、原形がわからないほど顔が焼けただれています。すべてを失っても戦い続けるシモンズの姿に胸が熱くなりますよ!

スポーン以外のキャラクターも魅力的なんですよ!

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まどマギでいうところのきゅうべいみたいなポジションのバイオレーターというキャラクター。こいつが憎たらしけどいい味だしてるんですよね。

読みたいですか?

ただ、残念なことに日本語版スポーンは既に絶版となり、手に入りません。読みたい方ネットで中古を探すか、海外から個人輸入するしか方法がありません。

僕はずっと買っていたんですけど、途中から手に入らなくなってしまい最後まで読んでいないんですよ。なんとかなりませんかねぇ。