ソーシャルメディアから新商品が誕生

寝る前の着衣で30分かけて飲むビール限定販売、サッポロがFacebook上で開発 というニュースを見て、
2年前にこういうこと書いてたなと思い出した。

コンシューマ向けSNSが流行る
博報堂が始めたアイデアパーク

このときはfacebookではオープン過ぎてだめだろう、と言っていたけど実際はfacebookをきっかけに新商品が生まれることになった。
「百人のキセキ」という商品がどのようなやり取りで作られたのかをリアルタイムで見てないのでわからないけど、オープンな場が成功の鍵だったのかな。自分が書いていたこととは逆の方がハマったということか。
取り組みとしては珍しいので、調べたら関わった会社のニュースリリースがでてた。
ソーシャルマーケティングの会社?と思ったけどweb制作もしてるみたい。
今回の商品がヒットすれば、似たような方法で商品開発をするところが出てくるよね。次はサントリーがやりそうだ。


これまでの商品開発との違い

過去にもユーザーとともにオリジナルの商品を作るというキャンペーンはあった。
記念品的な意味合いが強いけどロッテがオリジナルガムを作ってたなー。
あとはナイキのこれ。どちらも商品開発に直接関わってる感覚は低くて、
アイデア部分だけをユーザーが提供、あとは企業側にお任せ、という感じだ。
でも「百人のキセキ」は商品コンセプトやパッケージデザインまでユーザーとともに考え、作り上げた。この部分がこれまでと違う。対話から生み出された商品といえる。
あとは、もう動いてないのかな?「たのみこむ」というサービスがあった。
でも企業側からすると自分たちで管理できないから、ちょっと一方的過ぎて無理っぽい。実名制のfacebookだとその辺は見えない力が働いて無茶振りが少ないのかも。


コミュニケーション力はいらないネット力を磨け

ネットの向こうには消費者が座ってる。
お客の声を聞くのにこれほど手軽で低予算の方法はない。しかもfacebookなんてそれ自体の運用はノータッチでいいわけだし。となると今は、ネット上でのコミュニケーション力が求められる時代になったといえる。昔はネチケットとかチャットではおはつですから始めるとか、
ネットには文脈が存在してた。2chには今も残ってるっぽいけど。
それがなくなったので今ではネット上でのコミュニケーションをコンサルする会社が増えてるよね。
セミナー多いし。炎上を避けるためにとかの。
そういうのが普通にビジネスの現場に浸透してるので、
これからはリアルでは超話し下手だけどネットではバリバリの営業マンという人たちが現れるよ。
まさに、デジタルセールスマン。