被災地の復興

被害の大きかった東北地方。
すべてが元に戻るのにどれくらい時間がかかるのか。
1年とか2年とか言われてるけど、
その期間で何がどの程度元に戻るのだろう。
これから、誰も言ってないことを書こうと思う。

被災地は過疎地域

義援金と政府の援助がこれから復興に充てられて、
多くのお金が過疎地域のために使われることになる。
でも、ここである疑問が浮かぶ。
かかる費用は復興後の未来像を見据えていると言えるのだろうか。
復興後には人口が増え初め、
経済が発展していき復興にかかった費用が相殺されるほどの成長が見込める保証はない。
津波被害がひどかった沿岸部や数キロ先の山間部。
それらの地域が今後100万人規模の都市に生まれ変わる可能性はないだろう。

復興で被災地は救えるか

地方の未来は暗いと言われて久しい。
産業構造の変化や人口流入がない状態で復興が済んでも、
そこに暮らすのは少ない若者と多くの高齢者だ。
過疎化の原因、進行を止められないままの復興は、
人口減少という問題を解決できない。
家を失った人たちが東北を離れ、
別の地域での生活を選ぶことになれば、
その流れは加速する。
また、放射線の影響で避難地域の復興は見通しが建っていない。
復興ですべてが元通り、というわけにはいかないのだ。

人口なくして復興はない

神戸が数年で元に戻ったのは都市部、阪神地域の中核都市だったから。
大阪にも近く、住む人、住みつづけることを希望する人が多かったことで街の再建が進んだ。
今回は被害の大きさと地方という状況から、
復興がスピーディーにすすむとは思えない。
さらに復興後にも過疎の問題は残る。
莫大な費用が投じられた後も、
引き続き人はそこに住んでいるのだろうか。
疲弊していく地方。
そこに費やされる費用と労力は10、20年後のことを考えた必要な”投資”だろうか。
震災前の状態に戻すことが復興の目的になってはいけない思う。