ジョブズの自伝を読んでいたらSONYにも興味がでてきた。

テレビ事業が何年も赤字ということや、
ジョブズがSONYを特別気に入っていたということで、
SONYを扱った雑誌や書籍を本屋でよく目にするようになった。
ちょうどいいタイミングなので一冊買ってみた。

「さよなら! 僕らのソニー」

まだ途中だけど、
ジョブズの自伝で知った彼の人物像がそのままSONYの哲学と重なっていて面白い。
ほんとにSONYが好きだったんだなー、と思った。

そんでもって本当かどうかわからないけど、
120131_52_フリーランスとか大手とか言ってないで「ソニーの開発18か条」を今こそ振り返ってみよう!
というのを見つけて、
そうだよな!と思うと同時に、
これは過去のSONYに当てはまることで、
今のSONYはこうじゃないんじゃないかと思った。

なぜそうじゃないかは「さよなら! 僕らのソニー」に書かれているんだけど、
一言でいえば、
技術ありきでの方針決定がされなくなったということかな。
当初のSONYは技術者の集団であったけど、
ある時から技術追求による新製品の開発だけでは売上を確保できないようになってしまった。
開発コストや期間に見合った売上を継続してあげられなくなったことで、
技術よりも利益、
という方針に変わってしまった。

巨大になりすぎた組織を正常に運営していくにはなによりも利益が必要だった。
技術ありきから利益ありきの方針決定体質?とでもいえばいいのか、
に変わった。そんな感じ。
そこからSONYの凋落が始まった。
まだ途中なので続きを読もうっと。

とはいえ、今のSONYがダメダメかというとそんなことはなくて、
ダメダメに思えるのは懐古主義のせいなんじゃないかという気もするんだけどなー。
経営的にはダメダメかもしれないけど”SONYらしさ”みたいなのは懐古主義っぽい。